【重要】深夜営業の「クリアすべき基準」

深夜酒類提供飲食店営業をするには「基準をクリア」しなくてはいけない

居酒屋や小料理屋、バル、焼鳥屋など「お酒を提供することがメインの飲食店」が深夜の時間帯に営業する場合、
実はいくつかの基準・要件をクリアしないといけません

深夜営業は、誰もが「やりたければすぐにできる」というわけではありません。
風営法(「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」ってやつ)で定められたルールに従って基準をクリアしないといつまでたっても深夜営業を行ってはいけない飲食店のままです(手続きも受理されないでしょう)。

また深夜営業の届け出を済ませずに、深夜営業を行ってしまった時には、最悪の場合「罰則が適用」される場合もあります。

ですから、「深夜酒類提供飲食店営業を行うためのルール」をしっかり確認してから手続きの準備に入るようにしましょう。

具体的な基準はこれだ!

深夜営業を行うためにクリアすべき基準・・・この基準は大きく2つに区別できます。

1つは「お店の基準」
もう1つは「場所の基準」
です。

以下、「お店の基準」「場所の基準」をご案内します。

【お店の基準】

客室の面積が9.5㎡以上ある

客室の内部に、見通しを妨げる設備がない(1m以上のもの)

女性の裸などの写真、広告物、装飾などがない

客室の出入り口は鍵がかけられないようになっている

お店の照明などの明るさは20ルクス以下ではない

騒音・振動のうるささが都道府県の条例の数値に達しない

【場所の基準】
基本的には以下の用途地域で深夜酒類提供飲食店の営業ができます。

商業地域

近隣商業地域

いかがでしょうか??
意外とクリアしないといけない基準が多いんですよね。
特に注意したい基準は「場所の基準」です。深夜営業ができない場所でお店を借りてしまい、いざ手続き!となったときに「あなたのお店は深夜営業は深夜営業はできないよ」と言われてしまってはたまったものではありません。
とても大きな損害が発生することになります(家賃、内装工事などなど・・・)。
それでは上記の基準について「ポイント」を以下にご案内していきます。

客室の面積が9.5㎡以上ある


客室とは、お客様が飲食を楽しむエリアです。お客様が使うイスとテーブルがあるエリアですね。
そのエリアが9.5㎡以上ないと深夜営業をしてはいけませんよ! というのがこのルールの意味するところです。

だけど・・・、もし客室が「1つ」であれば9.5㎡なくても大丈夫です(この基準をクリアしなくてもOK)
この基準で気をつけなければいけないケースは、店内に複数の客室がある場合です。客室がいくつか壁などで区画されているような場合にこの「9.5㎡以上」というルールは気をつけないといけません。

客室の内部に、見通しを妨げる設備がない(1m以上のもの)


店内の「つくり」「モノ」についてのルールです。店内に1メートル以上のものがある場合には「見通しを妨げるもの」として基準をクリアできない可能性があります。例えばボックス席にある「区画のためのしきり壁」「カウンター・テーブル」「イス」などなどは客室の中に基本的にはあってはいけないものです。

ただし!これには例外もあって例えば備え付けられているカウンターについては、場合によっては「1m以上であってもOK」ということがあります。その他についても客室の場所によっては1m以上あってもOKな場合もあります。
(上記については、各店舗により様々なケースがあるので、一概に「これだ!」と言えないのが残念です・・・)

女性の裸などの写真、広告物、装飾などがない


深夜酒類提供飲食店は、あくまで「お酒を飲食店」であって、その範疇を超えるものであってはいけません。居酒屋さんや焼鳥屋さん、小料理店、バーにこういったポスターや広告物があることを風営法では許していません。

難しいことをいうと「善良の風俗又は正常な風俗環境を害するおそれのある写真、広告物、装飾その他の設備を設けない」と風営法では規定されています。

客室の出入り口は鍵がかけられないようになっている


そもそもですが、部屋に鍵が欠けられるようになっているのはちょっとおかしいですよね?
深夜営業をするのはお酒を提供する飲食店なわけです。お酒に酔ってカギをかけられてしまったり、はたまた犯罪に使われる可能性だってあります。

ですから、お客さんがお酒や料理を楽しむ部屋にはカギをかけられる設備を設けてはいけないことになっています。
ただし!! どの入口が直接外と通じている場合は、もちろんこのルールは適用されません、例えばお店の入り口です。

このルールが適用されるのは、お店の中に複数の客室がある場合です。
その場合の各客室に施錠の設備があってはならない!というわけなんです。

お店の照明などの明るさは20ルクス以下ではない


お酒を提供する飲食店が深夜営業をする、というのは、つまり「あくまで飲食店が深夜の時間帯に営業をする」ということなので、いいムードをつくったり、男女が密接になる空間を作る必要はないわけです。
また、明るくない店内をつくってしまうと、犯罪の温床にもなりかねません。

風営法では「20ルクス以下で深夜営業をしてはいけない」ことになっています。

騒音・振動のうるささが都道府県の条例の数値に達しない


お店がお客さんで賑やかだったり、BGMがうるさかったり、カラオケがうるさかったり、そうすると近隣住民の生活環境にも影響が出かねません。

騒音・振動の数値については風営法の都道府県条例にそのルールが記載されています。騒音・振動のルールは各都道府県条例により異なるので注意が必要です。各都道府県によりその地域の事情は違いますので、それぞれ数値も異なるわけなのです。

場所の基準


居酒屋、焼鳥屋、バー、バル、小料理屋などのお店で、お酒の提供がメインの方が「深夜営業」を行う場合には、「場所の確認」を必ず行ってください。
なぜなら場所を間違って深夜営業ができない、となると「家賃」「内装工事」など大きな損害が発生します。
ですから必ず店舗のある場所の「用途地域」を確認してください。

確認方法は、その場所の市区町村役場の「都市計画課(役所により名称が変わるかもしれません)」に「お店のある住所の『用途地域』は何でしょうか?」と聞いてください。そうするとその場所の用途地域がわかります。
ただしこれだと口頭でのやり取りなので、ちゃんと都市計画課におもむいて地図を見ながら確認したほうが間違いないです。

もし、基準を満たしていない場合は・・・または基準を満たしているかわからないときは・・・


その時は、、、正直、行政書士のような「専門家」にたずねたほうが無難です。相談無料の専門家もいます。
ただし、ちゃんと深夜酒類提供飲食店営業届出の手続きの経験を積んでいる行政書士に相談しないといけません

なぜかって、、、経験している行政書士でないと、もし間違ったことを教えられた場合に損害が出るかもわからないからです。
ですから、必ず深夜酒類提供飲食店営業届出や風俗営業許可の手続きを行っている行政書士を探して相談をしてください。